ロビー活動

新型コロナによる失業をした。ニート&フリーターの失業だから、正業についている人間からしたら馬鹿馬鹿しくて話にならないであろう。何故、スーパーやドラッグストアで働かないのかと。
しかし、ニート寄生虫である。新型コロナが報道され始めた2020年の1月から、レジ打ちをしていることに対して宿主に対し肩身の狭い思いをしていた。
「コロナ落ち着いたら又働きだせばいいよ」
感染症で宿主を殺さないために、失業を機に引きこもりになるようにさりげなく要請されたのである。
完全な寄生虫になるために私がまず考えたのが、年末に買い換えたばかりのスマホを手放してタブレットなりパソコンを買うことであった。解約金1万弱はパソコン代金の一部と見なして、宿主の金銭的負担を減らしつつ、必要最低限の情報を得るために、宿主のwi-fiにただ乗りする算段である。そこで楽天amazonを開いてみたが、スマホの年額とパソコンの購入価格(スマホ解約金除く)を比べたら、互角か前者の方が安いことがわかり、1年はスマホを継続することにした。
you tubeの画像ではなく、コメント欄だけ速読する生活が始まった。
コメント欄の「都市封鎖で経済的ダメージ?!コロナに比べれば餓死なんて大したことない」「老人の人工呼吸器外せば医療崩壊解決」
忌まわしい記憶が甦った。自らがバイ菌として扱われ、学校のなかに小さなアウシュヴィッツアパルトヘイトが生じていた時代である。「学内で私は穢らわしい存在だ。学校に行くべき存在ではないと思われている。転校するか高卒認定試験を目指す生活をさせてくれ。」「情緒不安定で自分ではどうしようもない。いずれ統合失調症になるから自立支援学級か精神病院に行きたい。」親に訴えても通じなかった。理解したくなかったのだ。日本では数少ない、未婚の母だったから。
今私が見ている世界では、小さなアウシュヴィッツアパルトヘイトが、HIVウイルスの様に広がっている。私はロビー活動を開始した。まずは、ヘイトスピーチに晒された、私の意見に近くもある、「経済と感染症対策の狭間で落とし所を見つけようとする意見」に対し掩護射撃をする。今のところ、否定評価は受けていない。これからどうなるかは解らないが。